雪山へ行きたい。でも、車がない。雪道の運転にはまだ自信がない。滑り終えた後に、何時間もハンドルを握るのは気が重い。そんな理由で冬の予定を止めているなら、ゲレンデを選ぶ前に「どうやって行くか」を変えてみるのも一つの手だ。
オリオンツアーが2026-2027シーズンのスキー・スノーボードツアーのWEB予約受付を開始した。10月1日の発表では、関東発の「初すべり特集」と「年末年始特集」を公開。リフト券付きの日帰り・宿泊プランに加え、新幹線やマイカーで行くプランも紹介している。編集部は、バスツアーを単なる移動のセットではなく、雪山へ出かけるハードルを下げる選択肢として見てみたい。
朝発か、夜発か。先に決めたいのは「滑る時間」と「休む時間」

同社が用意するのは朝発日帰り、夜発日帰り、宿泊付きバスツアー、新幹線、マイカー(宿のみ)など。バスを使えば自分で雪道を運転する必要がなく、移動とリフト券をまとめて探せる。一方、集合場所や出発時刻は旅の自由度を左右する。友人と相談するときは、行きたい山の名前だけでなく、前日の仕事が何時に終わるか、翌日をどう過ごしたいかまで話しておこう。
| 旅の形 | こんな予定なら検討したい | 予約前に見るポイント |
|---|---|---|
| 朝発日帰り | 前夜は自宅で休み、1日で往復したい | 集合時刻、現地到着、帰りの出発時刻 |
| 夜発日帰り | 前夜から移動する日程を組める | 車中で休めるか、到着後の準備場所 |
| バス+宿泊 | 移動と滞在をまとめて計画したい | 宿の立地、食事、リフト券の日数 |
| 新幹線・マイカー | 出発地や家族の都合に合わせたい | 駅からの移動、宿のみプランの含有内容 |
この表は編集部が旅の組み立て方を整理したもの。実際の発着時刻や含まれるサービスは商品ごとに違う。夜発なら必ず早朝から滑れる、宿泊ならすべてゲレンデ直結、と決めつけず、予約ページの行程を一つずつ確認したい。
年末年始の家族旅行は、宿からゲレンデまでを想像する

年末年始特集では、ゲレンデ直結宿やキッズパークが充実するスキー場を紹介している。子どもと一緒の雪山では、滑走距離だけでなく「休憩に戻りやすいか」が旅の満足度に関わる。ブーツを履いたまま長く歩くのか、昼寝や着替えのために部屋へ戻れるのか。宿の場所を地図で見ると、現地での一日がぐっと具体的になる。
リフト券付きでも、レンタル、レッスン、キッズパーク、食事まで含まれるとは限らない。旅行代金に加えて必要になるものを家族分で並べると、プラン同士を比較しやすい。子どもの料金区分、レンタルサイズ、宿の部屋タイプなども先に確認しておけば、価格だけで選ぶより落ち着いて予約できる。
「初めての一本」を大切にするなら、緩斜面と滞在のしやすさから

竜王スキーパークは「日本一スノボデビューしやすいスキー場」を掲げる施設として紹介されている。これは施設の打ち出す方針であり、初めての人がどのコースでも無理なく滑れるという意味ではない。初心者なら、利用する練習エリアとレッスンの有無をツアーと一緒に確かめたい。

北志賀小丸山は正面のワイドな初級者向けコースと、上部の中・上級者向けコースを持つコンパクトなゲレンデ。同行者の経験が違うグループなら、合流しやすさや休憩場所も選ぶ基準になる。

つがいけは、リリースで幅約1,200mの「鐘の鳴る丘ゲレンデ」を紹介。広い緩斜面で練習したい人や家族連れには、検討の入り口になる。ナイターも紹介されているが、利用日とツアーのリフト券で対象になるかは別に確認しよう。

鹿島槍スキー場ファミリーパークも、コースのバリエーションとロングクルージングを楽しめる行き先として掲載されている。家族旅行では、滑る人と雪遊びを楽しむ人、それぞれの過ごし方を考えておきたい。
景色を味わう旅も、滑り込む旅も。目的で山を選ぶ

エイブル白馬五竜&Hakuba47は、アルプスの景観と多彩なゲレンデ、スノーパークが紹介されている。滑り込む日をつくりたい人なら、宿泊して時間を取りやすくする考え方もある。初冬は営業エリアが積雪に左右されるため、ツアーの設定日と当日の開放コースを同じものとして考えないことも大切だ。

横手山・渋峠はゲレンデトップの標高2,307mが特徴。発表では積雪次第で11月から6月までのロングシーズンにも触れるが、今季すべての日に営業を保証する案内ではない。景色や標高に惹かれる旅こそ、出発前の運行・営業情報を確認したい。

斑尾マウンテンリゾートは、ワイドバーンに加え、非圧雪やモーグルなどコースの幅が紹介されている。パウダーを目当てにする人と整った斜面を楽しみたい人が一緒に行くなら、互いにどこを滑りたいかを話すところから計画を始めよう。

舞子スノーリゾートでは、オリオンスキーとのコラボゴンドラが限定8基運行すると発表している。移動・リフト券の手配に加え、現地の小さな楽しみも旅の記憶になる。

白馬岩岳は北アルプスの眺望とテラスカフェ、菅平高原はパインピーク・太郎・ダボスの3エリアに広がる12ゲレンデを紹介。何本滑ったかだけではなく、誰とどんな時間を過ごしたいかで山を選ぶと、ツアーの探し方も変わる。
予約する前に、総額と行程を一枚にまとめよう
候補が決まったら、旅行代金、含まれるリフト券、レンタルやレッスンの追加費用、集合・帰着時刻、取消条件を同じメモに並べてみる。板やボードを持参する人は、バスへの荷物持ち込み条件も確認したい。今回のリリースには個別ツアーの価格や一律の出発日が示されていないため、金額と空席は予約画面で確かめる必要がある。
スキーバスの価値は、運転をしないことだけにとどまらない。移動と滞在の段取りが見えることで、「行きたい」を具体的な予定に変えられる。今冬の最初の一日を、無理のない行程から組み立ててみよう。
プランを探す:関東発・初すべり特集/年末年始特集/オリオンツアー スキー・スノーボードツアー公式サイト。
出典:株式会社オリオンツアー「【2026-2027シーズン】オリオンツアーのスキーツアー&スノーボードツアーWEB予約受付開始!スキーバスで行く『初すべり』『年末年始』特集も公開!」(PR TIMES、2026年10月1日発表)。画像は同リリース掲載素材を使用。掲載画像は旅・施設の紹介用であり、予約日の積雪や営業範囲を示すものではありません。プラン内容・料金・空席・利用条件は予約時の公式案内をご確認ください。
構成・執筆:SNOW MAKING編集部。旅の選び方に関する提案は、発表内容をもとにした編集部の考察です。

