スキー場巡りが好きな峰山 直です。冬の予定を立てるとき、私は「何カ所行けるか」と同じくらい、ひとつのエリアに何度戻りたくなるかを考えます。今回紹介するのは、赤倉温泉・赤倉観光・池の平・杉ノ原の4スキー場を楽しめるMt. MYOKOスーパーシーズン券。妙高を冬の拠点にしたい人に、じっくり見てほしい一枚です。
全国を広く巡る共通券とは、使い方の組み立て方が少し違います。週末ごとに妙高へ通う。宿を拠点に数日間滞在する。その日の雪や気分に合わせて、訪ねるゲレンデを選ぶ。そんな冬を考えているなら、料金だけでなく、移動の仕方や利用できる期間まで合わせて検討すると、自分に合う券かどうかが見えてきます。
滑り手の目線で見る、この共通券の特徴
① 妙高の4スキー場を、一枚で楽しむ
対象は妙高高原エリアの4施設。別々の日に違う山を訪ねられるので、一カ所に通い続ける楽しさと、スキー場巡りの楽しさを合わせて考えられます。4施設を均等に回る必要はありません。まずお気に入りを決め、ほかの山にも足を伸ばす使い方でもよいと思います。
② 早割とリピ割で、購入期限が違う
早割は11月30日まで。前季の対象券を持っていた人向けのリピ割は11月23日までです。同じ共通券でも、締切を一緒に覚えてしまうと割引を逃しかねません。
③ 車を使わない滞在には、バス付きも
Mt.Myokoシャトルの乗り放題を付けた早割券もあります。宿泊場所と停留所、時刻表が合えば、滞在中の山選びがしやすくなります。リフト券だけの価格に、移動費も合わせて比較しましょう。
④ 春までの予定は、3月31日で区切る
シーズン券の有効期間は2027年3月31日までの各スキー場営業期間中。スキー場が4月以降も営業していても、この券でそのまま滑れるとは考えないことが大切です。ナイターと特別運行時間も対象外です。
対象スキー場は、妙高高原エリアの4カ所
似た名前の「赤倉温泉」と「赤倉観光」は、別のスキー場です。また、「妙高エリアの共通券」だからといって、周辺のすべてのスキー場が対象になるわけではありません。対象施設は次の4カ所です。
赤倉温泉スキー場
妙高観光局の施設紹介では、非圧雪コースに加え、初級者向けの広いゲレンデも案内されています。仲間と一緒に、それぞれのレベルに合う斜面を選びたい日に候補にしたい山です。
峰山の視点:夜まで滑る計画なら、共通シーズン券の対象外となるナイターの料金を別に確認しておきます。
赤倉観光リゾートスキー場
「AKAKAN」の名でも知られるスキー場。公式コース案内には、初級のホテルビギナーコース、中級のホテルメインスロープやホテルCコース、上級の非圧雪コースなどが並びます。
峰山の視点:練習したい斜面を決めて繰り返し滑る日と、コースを変えて巡る日を、同じ山の中でも組み立てたくなります。
池の平温泉アルペンブリックスキー場
大きな山裾を生かした広い斜面が特徴。公式サイトでは全長4kmのクルーズや、緩斜面、スノーパークなど、多彩な楽しみ方が紹介されています。
峰山の視点:景色を眺めながらゆったり滑る日にも候補にしたいところ。同行者のペースに合わせて過ごす一日を考えます。
妙高杉ノ原スキー場
公式案内で最長滑走距離8,500mを掲げる、ロングランが魅力のスキー場。2026–2027シーズンも、Mt.Myokoスーパーシーズン券を利用できると公式に案内されています。
峰山の視点:長い距離を滑る日を予定に入れるなら、体力と天候、コースの開放状況も見て選びます。今季は駐車料金が別途必要な点にも注意しましょう。
上記は各施設の公式紹介をもとにした特徴と、筆者の使い方の提案です。営業日、コース開放、リフト運行は当日の公式情報をご確認ください。共通券は4施設を滑走でつなぐことを保証するものではなく、施設間の移動は別に計画する必要があります。
料金と販売期間|初めての人は早割、前季所有者はリピ割を確認
2026年10月1日に確認できた公式販売ページの主な商品を整理しました。
| 券種 | 価格 | 販売期間・対象 |
|---|---|---|
| スーパーシーズン券・早割 | 110,000円 | 2026年10月1日〜11月30日 |
| スーパーシーズン券・リピ割 | 99,000円 | 2026年10月1日〜11月23日 2025–2026シーズンのMt.Myokoスーパーシーズン券所有者限定 |
| スーパーシーズン券 早割(バス付) | 130,000円 | 2026年10月1日〜11月30日 対象シャトルの乗り放題付き |
公式商品説明に記載された通常価格は、バスなしが130,000円、バス付きが150,000円です。早割はいずれも通常価格から20,000円安くなっています。通常券を買う際は、その時点の販売ページで受付状況と条件を確認してください。
対象は、2025–2026シーズンのMt.Myokoスーパーシーズン券を所有していた人です。別のスキー場のシーズン券や1日券を利用していた場合と混同しないようにしましょう。対象外の人が購入した場合、公式規定では申込が無効となり、早割券などの再購入が必要です。
何日滑れば選びやすい? 「元が取れる日数」の考え方
私なら、まずカレンダーに「実際に行けそうな日」を書き込みます。早割110,000円を基準に、普段購入するリフト券の平均額で割れば、比較の目安を作れます。
| 1日あたりの券代を仮定 | 110,000円を上回る日数 |
|---|---|
| 6,000円 | 19日 |
| 7,000円 | 16日 |
| 8,000円 | 14日 |
これは計算例で、各施設の実際の1日券料金ではありません。シーズン券代÷仮定の1日券代を切り上げた日数です。早割1日券、複数日券、年齢別料金などを使う人は、自分が支払う金額で比べてください。交通費・宿泊費・駐車料金は含んでいません。
例えば、2日間の週末滞在を8回組めれば、滑走予定は16日になります。反対に、「毎週行きたい」という気持ちがあっても、仕事や家族の予定で実際には数回しか行けないこともあります。行きたい日数と、行ける日数を分けて考えると、買った後の無理が少なくなります。
リピ割99,000円なら、比較の基準となる券代は早割より11,000円下がります。ただし、お得さを確かめるために自分の予定を増やしすぎる必要はありません。短時間でも繰り返し通う人と、一度の旅行で丸一日だけ滑る人では、同じ日数でも券の使い勝手は違います。
バス付きは、宿と移動の計画を合わせて選ぶ
早割のバス付き券は130,000円。バスなし早割との差額は20,000円です。対象はMt.Myokoシャトルの赤倉温泉⇔妙高杉ノ原スキー場間で、乗り放題が付帯します。
運行予定期間は2026年12月19日〜2027年3月22日。リフト券の有効期限である3月31日とは異なり、降雪状況等で変更される場合もあります。
- 宿から利用する停留所まで、板やブーツを持って移動しやすいか。
- 滑り始めたい時間と、帰りたい時間に使える便があるか。
- 滞在中の利用回数と通常運賃を比べて、追加20,000円に納得できるか。
購入から受け取りまで|初日の朝に慌てないために
- 公式販売ページで券種と対象条件を確認する。
早割かリピ割か、バス付きにするかを、滑走予定と移動計画から選びます。 - 本人の顔写真を登録して購入する。
券は記名・顔写真入りの本人専用。プロフィールの写真が使用されるため、帽子やサングラスで顔が隠れず、本人を判別できる画像を用意します。 - 購入後の自動送信メールにあるQRコードを用意する。
受け取り時に提示するものなので、現地ですぐ表示できるようにしておくと安心です。 - 妙高高原観光案内所で、営業時間内に受け取る。
えちごトキめき鉄道・妙高高原駅横の案内所が受け取り場所です。公式案内は9:00〜17:00、無休。所在地は新潟県妙高市田口309-1です。
私なら、到着日と初日の滑走開始時間を合わせて確認しておきます。朝早くゲレンデに着く計画でも、案内所での受け取りを済ませていなければ、予定どおり滑り始められるとは限りません。各スキー場の窓口で受け取れると思い込まず、公式に指定された場所と時間を確認しましょう。
購入前に確認したい、利用条件と今季の杉ノ原
- 有効期限は2027年3月31日。各施設の営業期間中に利用でき、降雪状況等で営業期間が変更される場合があります。
- ナイター・特別運行時間は対象外。通常の日中滑走と分けて予定を立ててください。
- 購入後の変更・キャンセル・返金は不可。券種やリピ割の資格、本人情報を購入前に確認しましょう。
- 本人のみ利用可能で、紛失時の再発行はなし。家族や仲間との貸し借りはできません。
- 不正利用や管理区域外滑走などには没収規定があります。共通券でも、各スキー場のルールに従って利用してください。
- 杉ノ原の駐車料金は別途必要。券を持っていれば駐車場も無料になる、とは考えないようにしましょう。
妙高杉ノ原スキー場は、2026年9月17日の公式告知で、今季の単独シーズン券(全日・平日・50時間券)と早割・前売リフト/ゴンドラ券の販売中止を案内しています。一方で、妙高ツーリズムマネジメント販売のMt.Myokoスーパーシーズン券は、例年どおり利用できると明記されています。
杉ノ原に通いたい人にとって、今季はこの違いが大切です。近隣の臨時駐車場も設置予定とされていますが、詳細は決まり次第の案内。訪問前にスキー場の最新告知で、駐車場やアクセスの条件を確認してください。
どんな人に向いている?
候補に入れたい人
- 妙高高原へ何度も通う予定がある人。
- 数日間の滞在を繰り返し、4施設を選びながら滑りたい人。
- 一つの山を主な拠点にしつつ、ほかの対象施設にも行きたい人。
- 前季の対象券所有者で、今季も妙高中心の冬を考えている人。
- 対象シャトルを使った滞在を計画している人。
ほかの券とも比べたい人
- 妙高へ行ける日が数日程度の人。
- ほぼ一つのスキー場だけで滑る人。
- 4月以降の春スキーやナイターが中心の人。
- 対象外の周辺スキー場に行く割合が多い人。
1日券・複数日券・各施設の単独券など、販売されている選択肢と比較しましょう。家族で購入を考える場合も、共通券の条件と年齢別の券代を一人ずつ確認するのがおすすめです。
峰山直の選び方|「妙高へ戻る冬」をカレンダーに置く
この券を考えるなら、私が最初に決めたいのは「どの山を何回滑るか」よりも、「どんなふうに妙高へ通うか」です。日帰りなら移動時間、泊まりなら宿の場所、車を使わないならバスの便。そこが決まると、4つのスキー場を選べる良さが、自分の予定の中に収まってきます。
例えば、いつもの山で練習する週末と、別の山で長い距離を滑る週末を組み合わせる。同行する仲間や、その日のコース状況で行き先を変える。私は、毎回の山選びを楽しめることにも、共通券の価値があると思います。
ただ、シーズン券を買ったからといって、悪天候の日に無理して通う必要はありません。現実的な滑走予定で料金を比べ、そのうえで「このエリアへ何度も戻りたい」と思えるか。Mt. MYOKOスーパーシーズン券は、そんな視点で選びたい一枚です。
券種・販売期限・受け取り方法を確認して、自分の予定に合う一枚を選びましょう。
公式販売ページで詳細を見る妙高の4スキー場を選ぶときは、全国スキー場マップでゲレンデ情報や口コミを見比べてみてください。滑った後の立ち寄り先は、スキー場近くの日帰り温泉ガイドで、スキー場名・泉質・設備から探せます。
執筆:峰山 直/SNOW MAKING
本記事は、一般社団法人妙高ツーリズムマネジメントおよび各施設の公式公開情報をもとに構成しました。選び方・使い方の提案は筆者の見解です。情報確認日:2026年10月1日。料金、販売商品、利用条件、営業期間、バス運行等は変更される場合があります。購入・来場前に最新の公式情報をご確認ください。


