EARTH HOPPER RENEWAL / 2026.10
「今季、何日滑れるだろう」。リフト券を選ぶとき、僕はまずそこを考えます。でも、仕事や家族の予定がまだ見えない秋に、冬のすべてを決めるのは難しい。そんな滑り手にとって、アースホッパーの今回のリニューアルは、かなり気になる変更です。
2026年10月1日、アースホッパーのWEBサイトと公式LINEが新しくなりました。公式のリニューアル案内で示されたのは、年会費2,980円から0円へ、更新手続き不要、これまでのマイルの引き継ぎ、施設利用で最大20%のマイル還元という四つのポイント。新しい公式サイトでも、年会費・初期費用がかからない利用の仕組みを案内しています。
以前の記事では「一つの山を決めない」楽しさを紹介しました。今回は、その自由さをどう使いやすくしたのか。峰山 直の目線で、変更点と雪山での使いどころを整理してみます。
本記事は2026年10月1日のリニューアルを紹介する新しい記事です。以前の記事にある年会費2,980円・最大25%還元などは、当時の制度の説明です。今回の案内は年会費0円・最大20%還元。施設ごとの利用回数や対象券を含め、現在の条件は新しい公式LINEで確認してください。
以前の記事:一つの山を決めない共通券――earth hopperで始める、新しいスキー場の巡り方パワーアップしたのは、「始めやすさ」と「続けやすさ」
今回の変更を、単純に「還元率が上がった」と読むのは違います。以前の案内の最大25%に対して、新しい案内は最大20%です。その一方で、入口にあった年会費がなくなり、更新手続きも不要になる。どれだけ滑るか決めてから加入する心理的なハードルが、ぐっと低くなることに、僕は今回の進化を感じます。
| 項目 | リニューアルの内容 | 滑り手としての注目点 |
|---|---|---|
| 年会費 | 2,980円 → 0円 | 年会費を回収できるか、先に計算する負担が減る |
| 更新手続き | 不要 | 続けるための更新手続きがいらなくなる |
| 保有マイル | これまでのマイルを引き継ぎ | 既存ユーザーは新しいマイページで残高を確認 |
| 施設利用の還元 | 最大20%のマイル還元 | 施設ごとの還元率を見て、次の利用に活かす |
| 利用の入口 | WEBサイト・公式LINEを刷新 | 以前の情報だけに頼らず、対象券と手順を確認 |
※年会費0円は施設利用料が無料になるという意味ではありません。施設利用券は購入が必要です。利用可能施設・対象プランは変更される場合があります。
6,000円の券ならどうなる? マイルの流れを追ってみる
お得な数字を見ると、つい「20%引きのリフト券」と受け取りたくなります。でも、ここは押さえておきたいところ。その場の値引きと、次回に使えるマイル還元は別のものです。
新しい公式サイトでは、6,000円のチケットを20%還元の条件で購入する例を紹介しています。流れは次のようになります。
20%還元の例。最初から4,800円で買えるという意味ではありません。
貯まったマイルを使い、次のチケット購入の支払いを軽くします。
マイル利用後の実際の支払いにも還元される、という公式サイトの例です。
この例を見て僕が考えるのは、「今日の滑走が、次の休日の後押しになる」ということ。還元分は次に対象サービスを利用してこそ活きます。雪山に出かける予定が続く人ほど、この循環をイメージしやすいでしょう。
※上記は公式サイト掲載の20%還元・チケット価格6,000円の例です。公式サイトではチケット価格は各施設の窓口定価に準拠と案内されています。還元率は施設によって異なる場合があります。付与・利用の条件は購入画面などの最新案内で確認してください。
ホームのシーズン券に、もう一つの選択肢を足す
アースホッパーは、全国の提携施設のチケットをスマートフォンから購入するサービスです。新しい公式サイトは全国約50の施設を対象として案内し、尾瀬岩鞍、川場、神立、舞子、Citywave Tokyoなどを例として挙げています。冬のスキー・スノーボードだけでなく、夏のアクティビティにもつながる仕組みです。
だからといって、僕は「ホームゲレンデのシーズン券を全部こちらに替えよう」とは考えません。同じ山へ何度も通うなら、その山のシーズン券には通うほど強くなる良さがある。アースホッパーは、いつもの山に加えて、ほかの山へ出かける日の選択肢として見ると、使いどころがはっきりします。
たとえば、こんな休日に
- 予報を見て、前夜に行き先を決めたい。候補の山が対象施設なら、その日の雪や風、アクセスを見比べて券を選ぶ。
- 仲間のホームゲレンデへ遊びに行きたい。いつものシーズン券が使えない日にも、対象券と還元を確認できる。
- 年に数回、知らない山へ出かけたい。大きな券を先に買うより、一回ずつ予定に合わせて判断したい人にも検討しやすい。
もちろん、行き先が対象になっていることが前提です。「全国約50」という数だけで決めず、自分が本当に滑りたい山のチケットがあるかを先に見る。券のお得さだけで遠くへ走るより、交通費、宿泊、食事や温泉も含めて、気持ちよく出かけられる一日を組み立てたいところです。
既存ユーザーは、まず新しいマイページへ
これまで貯めたマイルは引き継がれると、公式のリニューアル案内は説明しています。すでに利用していた方は、新しい公式LINEを開き、マイページで保有マイルと利用状況を確認するところから始めましょう。
ここで、以前の記事に書かれた利用回数やプランの説明を、そのまま新制度へ当てはめないことも大切です。今回の案内では、利用可能施設・対象プランが変わる場合があると明記されています。マイルの利用条件や期限、施設ごとの制限も、現在の画面で確かめておきたい。引き継ぎがあるからといって、未確認の条件まで同じだと決めつけない方が安心です。
- 行きたい施設と利用日が対象か。対象券種、除外日、利用回数の条件はどうか。
- チケット価格、還元率、使えるマイル数はいくらか。
- 現地の発券方法と、購入後に表示される案内は何か。
- スマートフォンの充電、LINEのログイン状態、マイページへのアクセスは問題ないか。
購入から発券まで、基本は三つのステップ
新しい公式サイトは、LINEでチケット購入 → 現地でQR発券 → フィールドへという流れを案内しています。まずLINEから行きたい施設のチケットを選び、キャッシュレスで決済。現地では、自動発券機または窓口で案内に従って発券します。
すべての施設が同じ自動発券機に対応している、という意味ではありません。現地で迷わないためにも、施設の案内を事前に読んでおくとスムーズです。初めて使う日は、家でマイページを一度開いておく。それだけでも、朝の駐車場で慌てる場面を減らせると思います。
マイルを追うだけでなく、行きたい山を増やす
新サイトには、利用回数に応じた「プロホッパー」、各地を巡る「エリアホッパー」、異なるスポーツに挑戦する「カテゴリホッパー」、平日の利用に関わる「ノマドホッパー」といったミッションも紹介されています。条件を満たしてボーナスマイルを獲得する仕組みです。
僕なら、まず行きたい山や遊びたい日を決め、その結果としてミッションも達成できたらうれしい、という順番で楽しみたい。マイルのために無理に予定を増やすより、「この山にも行ってみたい」と思えるきっかけが増える方が、雪山めぐりは長く面白くなります。ミッションの達成条件や特典は、最新の画面で確認してください。
年会費0円で、冬の予定に余白ができる
以前のアースホッパーを紹介したときに魅力だと感じたのは、一つの山に決めず、雪や仲間の予定に合わせて行き先を選べることでした。その方向は、新しいサービスでも続いています。
今回そこへ加わったのが、年会費を気にせず検討できること、更新手続きなしで使い続けられること、貯めたマイルを次の利用へ持っていけること。今季の滑走日数をまだ読めない人にも、「まず行きたい山を探そう」と言いやすくなった。これが、滑り手として僕が感じる今回のパワーアップです。
いつもの山は大切にしながら、次の休日には別の山へ。アースホッパーの新しい入口をのぞいて、冬の予定に一つ、まだ知らないゲレンデを加えてみてはいかがでしょうか。
出典・参照:アースホッパー公式サイト(2026年10月1日確認)、アースホッパー公式リニューアル案内(2026年10月1日)。画像提供:アースホッパー。本記事は公式情報を基に、峰山 直が滑り手の視点で構成・解説したものです。利用可能施設・対象プラン・料金・還元率・各種利用条件は変更される場合があります。購入前・出発前に最新情報をご確認ください。


