群馬県片品村の丸沼高原スキー場と、長野・群馬・岐阜で8つのスキーリゾートを展開する日本スキー場開発株式会社(NSD)が、アライアンス・パートナーリゾート契約を締結しました。
利用者にとって注目したいのは、運営会社が変わることではなく、NSDの株主優待制度との連携をはじめ、スキー場の選び方や楽しみ方が広がる可能性です。2026-27ウィンターシーズンに向けて共同プロモーションを進め、将来的にはグリーンシーズンを含む通年連携も視野に入れています。
今回の発表のポイント
- 丸沼高原スキー場とNSDがアライアンス契約を締結
- まずはNSD株主優待券の利用連携を予定
- 2026-27シーズンに向け、共同プロモーションで誘客を強化
- グリーンシーズンを含む年間連携も検討
- 丸沼高原はNSDグループの運営施設ではなく、独立した提携先
今回の提携で、利用者に何が変わる?
今回の契約は、丸沼高原スキー場を運営する日本製紙総合開発株式会社とNSDが、それぞれの強みを持ち寄るものです。発表では、NSD株主優待券の利用連携を皮切りに、双方が連携した営業活動と共同プロモーションを実施するとしています。
これまでNSDの優待やサービスに親しんできた利用者にとっては、群馬県内の新たな選択肢として丸沼高原が加わる可能性があります。一方、丸沼高原をホームゲレンデとしてきた人にとっても、NSDの情報発信やデジタル基盤を通じて、より便利に情報や企画へ触れられることが期待されます。

一般の利用者に期待される3つのメリット
1.優待を使えるスキー場の選択肢が広がる
発表の中心となるのが、NSD株主優待券の利用連携です。適用開始日、割引内容、対象券種、除外日などの詳細は現時点で公表されていませんが、実現すれば、関東圏からアクセスしやすい丸沼高原を優待利用の候補に加えられるようになります。
「いつも同じエリアへ行く」だけでなく、雪質や天候、同行者のレベル、その日の目的に合わせて行き先を選びやすくなることは、利用者にとって分かりやすいメリットです。
2.情報やキャンペーンを見つけやすくなる
NSDはグループ施設や提携施設を横断した情報発信、チケット販売、各種キャンペーンに取り組んでいます。共同プロモーションが進めば、丸沼高原の営業情報や魅力が、これまでとは異なる利用者層にも届きやすくなります。
利用者側から見ると、複数のスキー場を比較しながら旅行を計画したり、お得な企画を見つけたりする機会が増えることにつながります。
3.冬だけでなく、年間を通じた山の楽しみ方が広がる
両社はグリーンシーズンの連携も視野に入れています。丸沼高原には日光白根山ロープウェイ、天空テラス&カフェ、オートキャンプ場、ツリーアドベンチャーなどがあり、冬以外にも家族や仲間で訪れられる環境が整っています。

丸沼高原スキー場はどんな場所?
丸沼高原スキー場は、群馬県片品村に位置する標高の高いスノーリゾートです。標高2,000mからの眺望と多彩なコースを持ち、スノーパークやキッズパークも備えています。
初めて雪山を訪れる家族から、地形や雪質を楽しみたい上級者まで、幅広い層が一つのリゾートで過ごせることが特徴です。日帰り温泉を備えた「センターステーション」や、標高1,400mに位置する素泊まり宿「シャレー丸沼」もあり、滑走後の入浴や宿泊を組み合わせた滞在ができます。

車では関越自動車道・沼田ICから国道120号を日光方面へ約37km。東京都心方面からは、練馬ICを起点に約2時間30分が目安として案内されています。日帰りだけでなく、宿泊を絡めた週末旅行の候補にもなります。
「NSDグループ入り」ではない点に注意
今回の発表で誤解しやすいのが、運営体制です。丸沼高原スキー場はNSDの運営施設になったわけではありません。日本製紙総合開発株式会社が引き続き運営し、NSDとはアライアンス・パートナーリゾートとして連携します。
また、NSDが展開する「NSDキッズプログラム」「時間券」「複数山共通券」について、丸沼高原が対象になるとの発表は現時点ではありません。株主優待を含む具体的な利用条件は、今後の公式案内を確認する必要があります。
確認しておきたいこと: 優待の開始時期、割引内容、対象券種、利用方法、除外日は未発表です。旅行やチケット購入の前に、丸沼高原スキー場またはNSDの最新情報をご確認ください。
冬と夏をつなぐ、マウンテンリゾートとしての可能性
スキー場にとって、冬だけに依存しない通年型の運営は重要なテーマです。丸沼高原には、標高2,000mへ向かう日光白根山ロープウェイや山頂エリアの眺望、キャンプ、アドベンチャー施設、温泉、宿泊といった複数の滞在要素があります。
一方のNSDも、白馬岩岳の絶景テラスや竜王のグランピング、各地のマウンテンアクティビティなど、山の魅力を年間で届ける事業を展開してきました。両者の知見が結びつけば、「冬に滑った場所へ夏も訪れる」「夏に知った山へ冬に戻る」という循環が生まれる可能性があります。

SNOW MAKING編集部の視点――「一つの山」から「つながる山」へ
利用者がスキー場を選ぶ基準は、雪質やコースだけではありません。アクセス、価格、子ども向けサービス、チケットの買いやすさ、温泉や宿泊、そして「次はどこへ行こう」と思える選択肢の多さも大切です。
今回の提携は、施設を同じ会社が運営することだけが連携ではないことを示しています。独立したリゾート同士が、優待や情報発信、販売基盤でつながる。利用者にとって使いやすい形でネットワークが広がれば、雪山へ出かけるきっかけそのものを増やせます。
まず注目したいのは、2026-27シーズンのNSD株主優待券が丸沼高原でどのように利用できるのかという点です。具体的な内容が発表され次第、SNOW MAKINGでも分かりやすく紹介します。
本記事は、日本スキー場開発株式会社が2026年8月28日に発表したプレスリリースをもとに、SNOW MAKING編集部が一般利用者向けに独自に再構成・解説したものです。掲載内容は発表日時点の情報です。画像はプレスリリース提供素材を使用しています。優待・チケット・営業内容などの最新情報は各公式サイトでご確認ください。

