冬の予定を立てるとき、板やブーツと同じくらい迷うのがウエア選びだ。色は気に入っている。でも、中に一枚足しても動けるだろうか。リフトを待つ時間と、何本も滑る時間を、どう一着でつなぐか。画面の写真だけでは決めきれない疑問を、街の店で確かめる季節が来た。
スウェーデン発のアウトドアブランドHaglöfs(ホグロフス)を展開するRCTジャパンは、原宿の店舗を移転し、2026年10月8日に「ホグロフス渋谷キャットストリート」をオープンすると発表した。新店舗ではスキー・スノーボード向けのSNWコレクションに加え、ハイキングやマウンテニアリングのウエア・エクイップメントを扱う。
編集部が注目するのは、雪山の買い物を、夏山や普段のアウトドアまで含めて考えられる品揃えだ。冬の一着を選ぶために、まず今年の山で何をしたいかを整理する。そんな使い方ができる店として見ていきたい。
本記事は10月2日付の公式発表に基づく新店舗紹介です。開店記念企画の案内期間は10月8〜12日で、本記事の公開日(10月17日)には終了しています。通常営業の情報と、期間限定企画の記録を分けて掲載しています。来店前には公式サイトで最新情報をご確認ください。

雪山のSNWと、山を歩く装備を同じ店で見る
ホグロフスは1914年、スウェーデンのダーラナ地方で生まれたブランド。新店舗のラインナップは、雪のある時期だけに限らない。日帰りのハイクから縦走までを想定するハイキング、山の変わりやすい天候と向き合うマウンテニアリング、そして滑るためのSki & Snowboardという三つのフィールドが紹介されている。

スキーヤー・スノーボーダーなら、最初に見たいのはSNWだろう。一方で、ハイキングや登山も楽しむ人にとっては、フィールドごとの装備を見比べることで、自分の買い足したいものが整理しやすくなる。手持ちの中間着を冬にも使いたいのか。滑る日には別のシェルが必要なのか。「この服を買う」より先に、「どの場面で使うか」を決めることが、買い物の軸になる。


ただし、複数のフィールドを扱うブランドだからといって、どの製品でも同じように滑走に使えるわけではない。今回の発表には個別モデルの防水性能や保温性、店頭在庫の詳細までは記されていない。欲しい機能やサイズを具体的に伝え、用途に合う製品を確かめることが大切だ。
試着の前に、今年の「滑る一日」を言葉にしておく
編集部として、この新店舗のニュースを冬の準備につなげるなら、来店前に三つだけメモしておきたい。これは店舗が発表したサービスではなく、ウエアを選ぶときの編集部からのヒントだ。
1.いちばん困っている時間を伝える
「暖かいものが欲しい」だけでは、候補が広すぎる。朝のリフト待ちで寒いのか、滑り続けると暑くなるのか、春の雪で濡れるのか。今のウエアで困った場面を一つに絞ると、比較したい機能がはっきりする。ゲレンデを中心に滑るのか、歩く行程もあるのかも、最初に伝えておくとよい。
2.手持ちの服との組み合わせで考える
ジャケット単体の印象だけで決めず、中に何を着るかまで考えてサイズを確かめたい。試着できる場合には、普段使う中間着と合わせ、腕を上げたり腰を落としたりしたときのつっぱりも見る。手持ちの服が分かる写真や型名を用意しておけば、一式を買い替える必要があるのか、一枚の追加で済むのかを相談しやすい。
3.その冬以外にも使いたいかを決める
冬はスキー、雪が解けたら山歩き。そんな人は、着用する季節や行動を分けて伝えたい。見た目が似ていても、必要なポケットや動きやすさ、重ね着の余裕は使い方で変わる。用途ごとの違いを聞くことが、一着を長く使うための納得につながる。
原宿の記憶のまま向かわず、新しい住所を確認
今回のニュースは新規出店であると同時に、原宿からの移転でもある。以前の店を訪れたことがある人ほど、新住所を確認してから出かけたい。新店舗は渋谷区渋谷1丁目のTBミヤシタビル1階。営業時間は11時から20時、不定休と案内されている。

| 店舗名 | ホグロフス渋谷キャットストリート |
|---|---|
| 開店の発表日程 | 2026年10月8日(木) |
| 住所 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-22-10 TBミヤシタビル 1F |
| 営業時間 | 11:00〜20:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 公式サイト | Haglöfs 日本公式サイト |
店舗情報は10月2日付リリースに基づきます。営業状況、取り扱いモデル、サイズ・在庫は来店前に公式の案内をご確認ください。
コーヒーと旧ロゴに表れた、新店舗の迎え方
ここからは、10月8〜12日の開店記念企画として発表された内容の紹介です。公開日時点で参加を募集する案内ではありません。リリースでは、山とコーヒー社のドリップコーヒーとお菓子を提供するFIKA、ホグロフス製品にクラシックな旧ロゴを印刷する無料ワークショップ、期間中の税抜1万円以上の購入を条件とするノベルティが案内された。ノベルティはKINTOボトルまたはバンダナから選ぶ形式で、数量限定とされていた。



購入したばかりの製品だけでなく、長年使ってきたホグロフス製品も旧ロゴ企画の対象に含めた点は興味深い。編集部には、新しい店と既存の愛用者をつなぐ企画と映る。コーヒーを飲む時間も、服を手に取る時間も、山の話を始めるきっかけになる。そうした接点を開店時に設けたことが、この店舗紹介に商品の一覧以上の表情を与えている。
街での買い物を、雪上の納得につなげる
新店舗の価値は、オープン記念の特典が終わったあとにもある。スキー・スノーボードと、歩く山の装備を同じ場所で見られること。その中から自分の冬に必要なものを絞り込めることだ。
編集部は、専門店を「何を買うか」だけでなく、「何を聞きたいか」を持って訪ねる場所として捉えたい。今年の滑る予定と、昨年の服で困ったことを一つずつ。それだけでも、街でのウエア選びは、雪の上で過ごす時間に近づく。
出典・画像クレジット
出典:株式会社アール・シイーテイー・ジャパン、2026年10月2日付プレスリリース(PR TIMES掲載)。
「ホグロフス渋谷キャットストリート」開店に関する公式発表を読む
本文およびアイキャッチ画像:株式会社アール・シイーテイー・ジャパン(PR TIMES掲載素材)。
本記事は公式発表をもとにSNOW MAKING編集部が独自に構成・執筆しています。現地取材・製品試用によるレビューではありません。ウエア選びや専門店の役割に関する記述は編集部の視点であり、店舗が提供を約束するサービスを示すものではありません。

