朝いちばんの斜面を滑りたい。その気持ちはあります。でも、営業を終えたゲレンデで次の日の雪面がどう整えられるのかも、私は気になります。富良野スキー場が発表した圧雪車の企画は、その二つを別々の時間帯に楽しむ内容でした。
キャビン付きの圧雪車「PistenBully」を使う早朝のファーストトラックと、圧雪車の乗車体験&ナイトツアー。同じ山頂へ向かう企画でも、目的は異なります。滑る時間を買うのか、普段は見えない時間を体験するのか。私はそこを分けて選びたいと思います。

朝を選ぶなら、前夜から滑走の準備を
「ファーストトラック with PistenBully」は、2027年2月4日・11日・18日・25日の全4回。富良野ロープウェー山麓駅舎に6:15集合、6:30開始です。圧雪車で標高1,074mの富良野ゾーン山頂へ向かい、コーヒーを楽しみ、一般営業前の約3,000mを滑る構成が案内されています。料金は1人9,000円、人数は2〜8名の少人数制です。
私にとって魅力的なのは、単に「早く滑れる」ことより、その一本に朝の時間を集中できることです。ただ、集合が早い以上、当日の朝に装備を探す旅程には向きません。宿からの移動、朝食、ブーツや防寒装備の支度を逆算して、前夜に整えておきたいところです。
朝日や雪質は天候次第。ファーストトラックという言葉を、必ず新雪を滑れる約束と受け取らないことも大切だと思います。参加できる滑走レベルや必要装備、リフト券等の扱いは、料金だけから推測せず予約条件を確認しましょう。

夜を選ぶなら、滑らない時間に目を向ける
「圧雪車の乗車体験&ナイトツアー」は、2027年1月6日〜2月26日の水・木・金曜に全24回、18:00〜19:00の開催予定。山頂へ向かい、ゲレンデを支える圧雪作業について知り、天候が良ければ星空も楽しむ内容です。料金は大人8,000円、小学生5,000円、人数は2〜8名とされています。
こちらは夜の乗車・見学体験です。早朝企画のような滑走が含まれるものとして、予定を組まないようにしたいところ。圧雪車に乗ることと、自分で運転することも同じではありません。普段の営業中とは違う山の時間を知る企画、と捉えると選びやすいと思います。
一日滑った後に参加するなら、夕食の時刻と体力の余裕も必要です。昼間の予定を詰め込みすぎず、宿へ戻る移動まで含めて考える。夜の一時間だけを抜き出すより、旅程の中で居場所を作っておく方が楽しめそうです。


朝と夜、どちらを旅に組み込む?
| 比べる点 | 早朝ファーストトラック | 夜の乗車体験 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 一般営業前の滑走 | 圧雪車に乗り、ゲレンデの舞台裏を知る |
| 時間の使い方 | 早起きと滑走準備を優先 | 夕食・帰宿の予定を調整 |
| 料金の目安 | 大人2人なら18,000円 | 大人2人+小学生1人なら21,000円 |
表の金額は公表された参加料金の単純合計です。人数条件や参加資格、料金に含まれるもの、キャンセル規定は公式予約案内で確認してください。予約受付は2026年10月16日からと発表されていますが、空き状況は変動します。
もし滑走を旅の中心に置くなら、私ならまず朝の開催日に滞在を合わせられるかを見ます。家族で「スキー場がどう動いているか」を知る機会を作るなら、夜の内容を相談します。どちらが上というより、誰と何を持ち帰りたいかで選ぶ体験です。
整った斜面の向こうに、人と機械の仕事がある
滑る側には、朝の雪面は完成した状態で現れます。その背景にある時間に触れられるのが、圧雪車を使った企画の面白さだと思います。一本を滑る楽しみと、一本ができるまでを想像する楽しみ。その両方が、次の日のゲレンデの見方を少し変えてくれるかもしれません。
本記事は公開リリースを基にした紹介で、筆者が乗車・滑走した体験記ではありません。天候や積雪状況などにより、実施内容の変更や中止があり得ます。出発前に富良野スキー場公式サイトの最新情報をご確認ください。
アイキャッチ画像:株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド提供/出典:PR TIMES掲載プレスリリース。
執筆:峰山 直
出典:株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド、2026年10月16日公開PR TIMES掲載プレスリリース。情報確認日:2026年10月16日。


